過去最悪のペースで増えている特殊詐欺の被害を防ごうと、県内の金融機関や警察などが意見交換し、最近の詐欺の手口や対策を共有しました。
【意見を話す参加者】
「いろんな理由で限度額をあげて。あげた直後に被害の振り込みをされたり…」
意見交換会には、県内20の金融機関の担当者が参加しました。
警察によりますと、今年、県内の特殊詐欺の被害額は8月末の時点でおよそ14憶3400万円と過去最悪のペースで推移していて、特に警察官をかたる詐欺が増えているということです。
意見交換会は県警と中国財務局が初めて開いたもので、参加者は、最近の詐欺の手口や、詐欺が疑われる利用者への対応などを共有しました。
【広島銀行の担当者】
「この分野は競争する分野ではなく、みんなで手を携えてやる分野なので一緒に取り組んでいけたらと思います」
【広島市信用組合の担当者】
「窓口に座っている人たちにも共有しながら、連携したら防止に役立つかなと思います」