ハンセン病による偏見差別の解消を訴えた
OHKのドキュメンタリー番組が岡山市で上映され、
番組を担当したディレクターが講演しました。

上映されたのは、
2023年にOHKが制作したドキュメンタリー番組
「幾千のときを超えてハンセン病患者はなぜ解剖されたのか」です。

岡山県に2つあるハンセン病療養所を
世界遺産にしようと取り組むNPO法人が企画した講演会で、
番組を制作した竹下美保ディレクターが、
作品に込めた思いなどを話しました。

ハンセン病患者は
亡くなると当たり前のように解剖されていた実態を検証した番組で、
辛い過去を語ってくれた入所者との
信頼関係づくりが欠かせなかったことや、
検証を続け、まだ明らかになっていない事実を
解明していく覚悟などを語りました。

講演会を企画したNPO法人は、
2025年5月、市内の表町商店街に
ハンセン病について学べる読書室を開設していて、
ここで様々な人の話を聞いてもらうことで、
ハンセン病による偏見・差別の解消を目指していきたいとしています。

岡山放送
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