サッカーJ1、ファジアーノ岡山の新スタジアムの整備を求める署名活動では9月26日までに約37万人分が集まり、広島の新スタジアムが検討される際に提出された署名の数を上回りました。

岡山県議会ではスタジアム整備に向けた議論が進んでいます。26日に開かれた岡山県議会の特別委員会では委員から、「かなり多くの署名が集まっている。老朽化が進んでいるスポーツ施設も含めて県全体で適正な配置を進めるべき」といった意見が出されました。

県運営の現在のスタジアムを巡ってはJ1・ファジアーノ岡山の全ての試合でほぼ満席となり、観戦したくてもできない人が多いことから収容力が課題となっています。

新スタジアムの整備を求めサポーターらは2025年6月から署名活動を開始、26日までの3カ月間で37万1561人分が集まったということです。2024年、広島市に開業した「エディオンピースウイング広島」が検討される際に1年かけて集められた37万579人分を上回っています。

9月19日に岡山市で署名活動に参加した日本サッカー協会の宮本恒靖会長(48)も新設に向けた地域の盛り上がりを感じていました。

(日本サッカー協会 宮本恒靖会長)
「全国から見てもすごく大きな数。しかも速いスピードで集まっているという印象。(岡山に)足りないのはスタジアムだけ。熱はある」

(岡山県議会特別委員会 本山紘司委員長)
「(署名は)整備を提案していく大きな下支えになる。スポーツ施設のあり方を県全体で見直すことも必要。しっかり議論を重ねたい」

署名活動は9月末までで、10月、岡山県と県議会に提出される予定です。

岡山放送
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