9月26日に開幕する、岡山市中心部を舞台にした現代アートの祭典、岡山芸術交流2025です。25日、関係者向けの内覧会が開かれ、ひと足早く記者がアートな世界を体験してきました。
(千葉知里記者)
「ビルに囲まれた小学校跡地のプールには、大きな水槽の作品が展示されています。岡山芸術交流では街とアートの融合がテーマになっています」
岡山市中心部で2016年から3年に1度、開かれる「岡山芸術交流」。4回目の今回は、表町商店街や旧内山下小学校など19の会場を中心に、11ヵ国から30組のアーティストが作品を展開します。
会場の一つ旧内山下小学校です。校庭には不思議な空気が漂います。
(千葉知里記者)
「高さ13メートルの塔の作品です。中にはAI機能が搭載されていて、周囲の音に反応し音声で返します」
アーティスティック・ディレクターも務めるフランスのフィリップ・パレ―ノさんの作品。塔から聞こえる「声」は俳優の石田ゆり子さんが担当しています。
このイベントは、こうした様々なジャンルの人が携わるのも特徴です。
【Now-Watch This Drive/アンガラッド・ウィルアムズ】
(地下ライブハウスで映像作品を上映)
【MAGIC WATER/島袋道浩】
また、街中には遊び心を感じられる作品も。
(千葉知里記者)
「表町商店街の百貨店の壁にはたくさんのコインを描いた作品があります。何とこのコイン、実物がショーウィンドウのどこかに隠されているといいます」
街中を歩きながら隠されたコインを探す体験型アート作品。見つけたコインは持ち帰ることができます。
いつも見る街がまるっとアートに様変わりする岡山芸術交流。会期は、9月26日から11月24日までの52日間(※)で、どの会場も無料で楽しむことができます。
※休館日:月曜日と10月14日(火)、11月4日(火)
10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開館