中華料理の高級食材として使われる「マコモタケ」。9月25日、産地の岡山県里庄町で収穫が始まりました。
田んぼで、人の背丈ほどに育ったイネ科の多年草、マコモ。里庄町では、生産者がこのマコモの大きくなった部分を鎌で刈り取っていきました。
マコモの茎に菌が付いて肥大化したものを「マコモタケ」と呼んでいて、あくがなくシャキシャキとした食感が特徴です。中華料理では高級食材として使われます。
2025年は猛暑の影響で例年により収穫が1週間ほど遅れましたが、品質に問題はないということです。さっそく町内の直売所にマコモタケが並べられ、訪れた人が買い求めていました。
(マコモタケ生産農家 美山尚徳さん)
「てんぷらにして食べたらおいしかった。里庄マコモタケはかなり浸透してきたので、特産品として出荷できるようになってほしい」
里庄町のマコモタケは11月上旬まで約10トンが収穫され、岡山県内をはじめ東京や大阪などに出荷されます。