韓国・大田広域市で、大雨により建設中の工事現場の仮設堤防が決壊し、大量の泥水が街を襲った。車やバイクは押し流され、住民も避難する事態となったが、けが人はいなかった。
仮設堤防の決壊で土砂災害発生
韓国・大田広域市の路地で17日に撮影されたのは、滝のように流れる大量の泥水。

車やバイクが次々と巻き込まれ、通りを走行中だった白い車はなすすべもなく、押し流されていった。

さらに別のカメラには押し寄せる濁流を前に、慌てた様子で階段を駆け上がり、避難する住民の姿も記録されていた。
住民:
たくさんの水が流れてきて、こうして塀を越えて、今、地下に水がいっぱい溜まっています。
突然、街を襲った土砂災害だが、原因はある意外なものだった。

この日、建設中のマンションの工事現場で、仮設の堤防が大雨によって決壊し、土砂を含んだ大量の水が坂を下り、住宅街の路地へと流れ込んだのだった。
住民:
土で作った堤防が崩壊したから、一気に一気に(押し寄せてきた)。

水が引いた後も地面には大量の土砂が残り、巻き込まれた車は泥だらけに。住宅の塀はボロボロに剥がれ落ちた。
地元警察と消防は復旧作業のため、作業員23人と重機などを投入。幸い、この災害によるけが人はいなかった。
(「イット!」 9月24日放送より)
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