スパイ映画さながらの組織が日本にもできるのか?と密かに話題になっている「国家情報局」。
7月に政府が発足させたこの組織がある場所をメディアとして初めて取材し、“キーパーソン”に話を聞いた。

エレベーターの扉が開いた先に広がる、これまでテレビカメラが踏み入れたことがない“未知”の場所。

壁に掲げられた看板には「国家情報局」と書かれている。

高市総理大臣(5月):
情報力を高めることによって国民の皆さまの安全を守る、安心を守る、国益を守る
“国民の監視が強まる”と指摘する一部野党などの根強い反対のなか、7月に発足した「国家情報局」。

通常、政府内に部局が新設される際は“看板がけ”の様子が報道陣に公開される。

しかし、この「国家情報局」は、政府から写真が提供されただけで、取材機会はなかった。
そんな秘密のベールに包まれた場所を、FNNはメディアとして初めて取材した。

まず目につくのは、フロアのエントランスに並ぶ小さめのロッカー。

記者:
国家情報局では、来訪客は携帯電話を入口で預けないと入れないほど、セキュリティが厳重になっています。

情報の漏洩などを防ぐため、パソコン・スマホ・カメラなどの持ち込みが厳しく制限されていた。
そして、我々の取材も許されたのは、このエントランスまで。
この謎多き「国家情報局」が目指すものについて、18日、政権のキーパーソンである木原官房長官に単独インタビューを行った。

木原官房長官:
非常に国際的に情勢が厳しい時代において、もう少し政府が同じ方向性で情報収集しなきゃいけない。その上で総合的な分析をする。
中国・ロシア・北朝鮮など安全保障上の脅威にさらされている日本に必要なスパイ活動とは異なる、“情報収集・分析力”の司令塔になると強調。
一方で、諸外国から日本は“スパイ天国”だとの声も聞かれるなか、「国家情報局」の意義について聞いた。

木原官房長官:
政府としては(日本が)スパイ天国とか、スパイという言葉は使っておりませんが、各国の情報機関はある意味、秘密裏に諸工作を活発に展開している。
我が国もそのターゲットにされていることは間違いない。
「インテリジェンス機能の強化」、これを施策として推進していく。
その上で木原官房長官は、政府として今後、いわゆる“日本版CIA”=「対外情報庁」の立ち上げを目指す方針を明らかにした。

木原官房長官:
諸外国の例なども参考にしておりまして、今まさに検討しているところであります。
ゼロから立ち上げるのではなく、今あるものを基盤としてさらにそれを進化・発展させていく。

そして情報収集を強化することで「国民への監視が強まるのでは」との、懸念の声が上がる現状には―。

木原官房長官:
(国家情報局の設立意義は)まじめに生活をしている国民の皆さま方の安全や国益をしっかり守らなければいけない。
ですので、この点はご心配していただくような必要はないかなと思う。
(「イット!」8月18日放送より)

