歌舞伎俳優の市川團十郎さんが呼びかけた植樹プロジェクト「ABMORI」が2026年から長野県木曽町で行われることになり、9月21日、キックオフイベントが開かれた。

市川團十郎さん親子が木曽町へ

9月21日、木曽町の御岳ロープウェイを訪れたのは、歌舞伎俳優の市川團十郎さん（47）と長女のぼたんさん（14）、長男の新之助さん（12）。

志賀高原で10年以上行われてきた植樹プロジェクト「ABMORI」が、2026年から木曽町で行われることになり、阿部知事などと共にキックオフイベントに臨んだ。

市川ぼたんさんは「一生懸命、楽しんでたくさん木を植えていけたらと思います」、また新之助さんは「いつもと植樹の仕方が違うということで、少し緊張していますが、本日はお願いします」と話し、参加者と一緒に土を掘るなどして汗を流した。

ゲレンデ跡に10年かけ植樹予定

まず行ったのは、2年後に植樹するカラマツの種まき。

市川團十郎さんは「いつも苗からだから種は初めて」と種を丁寧にまいた。

続いて、地元の小学生など約70人で、カラマツの苗100本も植えた。

プロジェクトでは2011年まで使われていたスキー場のゲレンデ跡5.2ヘクタールに2026年から10年程かけて植樹を進める予定だ。

地元の小学生は「いろんな人と一緒にできて楽しかった。自然を大切にできるように頑張りたいと思った」と話した。

市川團十郎さんは「木曽義仲など、木曽は歌舞伎の題材にもなっています。2年後の苗木の種をつけるということで、今までとは違ったやり方で勉強になりますし、新たな場所に感謝しつつできることに喜びを感じました」と語った。

長野放送

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