81年前の対馬丸事件で多くの学童の犠牲者が出た那覇の垣花地区出身者でつくる団体が対馬丸記念会に寄付金を贈りました。
那覇市若狭にある対馬丸記念館は幼い子どもたちの命が奪われた対馬丸事件の実相と、平和の尊さを今に伝えています。
19日、対馬丸記念会に140万円を贈ったのは、旧那覇市の垣花出身者でつくる那覇市垣花奉頌会です。
対馬丸事件では垣花国民学校の学童や教師、140人あまりが犠牲となったことから垣花奉頌会は、その記憶を後世に継承してほしいと2017年から毎年記念会に寄付を続けていて今年で9回目です。
那覇市垣花奉頌会渡嘉敷義浩理事長:
(垣花の学童が)たくさん亡くなられた、少しでもお役に立てるようにという気持ち。子どもたちに将来とにかく平和じゃないといけないよとわかってもらいたい
対馬丸記念会の高良政勝代表理事は館の運営に役立てたいと感謝しました。