5日午前、沖縄県西原町の県道で車3台が絡む事故があり、軽トラックを運転していた65歳の男性が死亡しました。

事故があったのは西原町内間の県道で、5日午前10時半ごろ「軽トラックと車の事故でけが人がいる」と警察や消防に通報がありました。

警察によりますと、上原交差点から内間方面に向けて走行していた軽トラックが対向車線にはみ出し、前から走ってきた大型トラックに衝突して、そのはずみでうしろを走っていた乗用車にもぶつかったということです。

この事故で、軽トラックを運転していた宜野湾市佐真下に住む会社員、仲里建二さん(65)が意識不明の状態で病院へ運ばれましたが、その後死亡が確認されました。

現場は片側1車線の右カーブで、当時雨が降っていて路面が滑りやすくなっていたということです。

譜久村司記者:
事故があった道路は、坂道を下ると国道と合流するということもあり、車通りが非常に多くなっていて、近くの人によると事故が頻発しているということです

近くで働く男性:
雨の日は正直、歩道を歩きたくないです。(事故を)よく見ているので

こう話すのは、現場の道路沿いにある自動車修理工場に勤める男性です。

近くで働く男性:
3、4回、私たち(の店にも)フェンスに車が突っ込んできて、怖い思いをしていて。学生さんも通るので、役所に相談して「赤道」を全線引いた方がいいですよとお願いしています

男性が「赤道」と呼んでいるのは、車がスリップしないよう道路に施されている樹脂製の塗装のことです。

譜久村記者:
事故現場から50メートルほど坂を上った地点です。こちらの道路には滑り止めの舗装がされていますが、道の途中で途絶えていることが分かります

男性は過去に事故が起きた際、滑り止め塗装を追加するよう自治体に求めたといいますが、現在も実現していません。

近くで働く男性:
一刻も早く、全線滑り止めとか何かしら対策を立ててほしいです。それだけですね

警察は5日に起きた事故について、目撃者などから話を聞くなど事故の原因を詳しく調べていて、坂道を運転するときは特にスピードを出しすぎないよう、安全運転を呼びかけています。

沖縄テレビ
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