アメリカのトランプ大統領は18日、イギリスがパレスチナを国家として承認する方針をとっていることについて、同意しない考えを示しました。

トランプ大統領は、国賓として訪問したイギリスでスターマー首相と会見に臨み、パレスチナの国家承認について「スターマー氏とは意見が異なる」と述べ、反対する考えを示しました。

アメリカ・トランプ大統領:
その点は首相と意見が異なる。数少ない意見の相違の1つだ。

アメリカとイギリスの間での、パレスチナ自治区ガザを巡る意見の食い違いが改めて明らかになった形です。

これに対して、スターマー氏は「承認の問題は検討すべき課題だ」などと述べるに留め、パレスチナ国家の承認に反対するトランプ氏を前に、表だって衝突することを避ける姿勢を見せました。

パレスチナの国家承認を巡っては、イギリスをはじめ、フランス、カナダなどもイスラエルがガザでの停戦などに合意しなければ、来週ニューヨークで行われる国連総会で正式に承認に踏み切る構えを示しています。

フジテレビ
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国際取材部
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