毎年11月に行われる宮中行事「新嘗祭(にいなめさい)」に向け、献上するお米を収穫する儀式が川北町で行われました。

黄金色に輝く稲穂。気温が高温だったにもかかわらず立派に実りました。
新嘗祭は、全国各都道府県で収穫された米や粟を神に供え、1年の収穫に感謝する行事で、毎年11月に行われます。県内からは、加賀地区と能登地区からそれぞれ一か所の献穀田で栽培された米が献上されますが、能登地区は去年の地震や豪雨の影響で見送られました。

18日は加賀地区の川北町、披岸智範さんの田んぼで稲を刈り取る抜穂式が行われました。式では、刈乙女(かりめ)に選ばれた地元の小学5年生4人がカマを使って丁寧に収穫していきました。
披岸さんの田んぼでは、毎年地元の小学生たちが田植えをしていて、今年も豊作となりました。

披岸智範さん:
「農協や農業の仲間にアドバイスを受け、子供たちも上手に丁寧に植えてくれたり本当にみなさんの思いが集まった献穀田になりました」

収穫された稲穂は、精米された後ひゃくまんごくの新米一升として来月、皇居へ献上されます。

石川テレビ
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