県内の大学や高専で土木を学ぶ学生たちが能登半島地震で被災した港の復旧工事を見学し、現場の技術を間近で体験しました。
寺西アナ:
「今も復旧作業が進む七尾港です。今から学生たちによる見学会を行います」
七尾港で行われたのは地震で被災した港の復旧工事の見学会です。
これは国土交通省などが初めて開いたもので18日は金沢工業大学や石川工業高等専門学校などの学生およそ30人が参加しました。
見学会の目的は学生たちに被災した港の復旧工事を直接現場で見てもらい、建設業界の担い手の確保や育成を図ることです。
学生たちは新たな桟橋を作るために必要な仮設の足場を見学したほか桟橋を支えるコンクリートが1個およそ70トンにもなることなど専門的な技術を学びました。
学生は:
「自分は金沢市にいるのであまり被害の状況は普段目にすることが無いんですけど、こういう機会を通して被害の状況を知って復興の状況も知れたらいいなと思います」「同じ石川でも自分は加賀市で下の方に住んでいるんですけど、やっぱ全然被害も違うなって特に感じました。これから(地震が)起きても同じ被害を出さないような感じにしたいです」
この見学は今月24日にも開かれ次回は金沢大学の学生が参加する予定です。