18日午後、秋田県鹿角市で電柱の管理作業をしていた50代と20代の男性がクマに襲われました。2人はクマを追い払うスプレーを使用したものの、ひるむ様子がなかったということです。

警察と消防によりますと、18日午後2時25分ごろ、鹿角市八幡平字坂比平で50代と20代の男性2人がクマ1頭に襲われました。2人は電気工事を手がける企業の従業員で、電柱の管理作業をしていました。

クマが現れた際、50代の男性がクマを追い払うためのスプレーを噴射しましたが、クマはひるむ様子がなかったということです。

2人は意識があり会話ができる状態ですが、50代の男性は頭から出血していてドクターヘリで病院に搬送されました。20代の男性は足をかまれるなどのけがをしましたが、自ら消防に通報し、市内で手当てを受けています。

現場は山あいの住宅が点在する地域で、近くには畑があるということです。警察が周辺に警戒を呼びかけています。

県内で2025年にクマに襲われたのは、これで13人となりました。

秋田テレビ
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