去年9月、広島市で起きた道路の陥没事故をめぐり広島市は復旧工事や住民への補償についておよそ82億円の追加費用が必要になる見通しを明らかにしました。
この陥没事故は広島市西区福島町で去年9月、発生しました。
広島市は、きのう開かれた市議会でこの事故に伴い、当初見積もっていた雨水管整備の工事費用166億円に加えおよそ82億円が必要となる見込みを示しました。
内訳は埋め戻しや地盤沈下などの復旧工事におよそ40億円、事故の原因とみられるシールドマシンの内部調査や工事におよそ30億円、被害を受けた住民などに対する補償におよそ12億円必要で、最終的な負担については市と受注者で協議をするということです。
また、市は現在、地盤沈下を抑える工事後のモニタリングや損傷した下水道管の復旧工事を実施していて、今後、シールドマシン内部の調査がは完了するまで2年ほどかかると見込んでいます。