全国女子中学生ウエイトリフティング選手権で、宮崎県代表の2人の選手が見事日本一に輝いた。
松浦夢杏選手は父親の指導で苦手を克服。田中望晴選手は県のアスリート育成事業を機に中学から競技を始めた。両選手とも、競技を「楽しく」取り組む姿勢が強さの秘密。今後の成長と活躍が期待される。

7月、茨城県で行われた中学生のウエイトリフティング全国大会で優勝したのは、宮崎市・大淀中2年の松浦夢杏選手と、都城市・中郷中3年の田中望晴選手。

49キロ級の松浦夢杏選手は、大会でスナッチ50キロ、ジャーク62キロ、トータル112キロ、自己ベストを更新しての優勝だった。大会前に、高校でウエイトリフティング部の監督を務める父親と苦手なスナッチのフォームを修正したことが記録更新につながった。

松浦夢杏選手:
(Q.記録が伸びた要因)
自分が今までできなかったスナッチの特に苦手なところを毎日練習して改善していって、試合で実践できたから。
(Q.自分の強み)
コミュニケーション能力。強い人がいると仲良くなりたいので、仲良くなってその人の練習内容やその人の動きを研究して、いいところを盗んでいる。
(Q.今後の目標と夢)
来年の全国大会では断トツで優勝して、高校では1年生からインターハイに行けるように、これから練習を頑張る。

55キロ級で優勝した都城市・中郷中3年の田中望晴選手は、スナッチ48キロ、ジャーク60キロ、トータル108キロを挙げ頂点に立った。田中選手は県の『宮崎ワールドアスリート発掘・育成プロジェクト』をきっかけに中学からウエイトリフティングを始め、努力を重ねて日本一に輝いた。

田中望晴選手:
(Q.日本一になった)
試合は目標だった6本全部成功というのと、自己新記録を出せなくて悔しい試合だった。
(Q.記録が伸びた要因)
自分がやればやるだけ記録が明確に出るので、伸びていくところが魅力。
(Q.今後の目標と夢)
12月の九州大会で優勝することと、もし高校でウエイトリフティングをやることになったら日本一を目指してやっていきたい。
2人の優勝について、指導している宮崎ジュニアウエイトリフティングクラブの内之倉太純監督は。

内之倉太純監督:
(Q.強さの秘密は)
非常に楽しく競技に向かってくれているので、きつい練習も楽しさで跳ね返してやってくれているのが1番の魅力。
前向きに楽しく競技に取り組み、日本一を勝ち取った松浦選手と田中選手。これからの成長に期待だ。
(テレビ宮崎)