9月半ばに入り、さすがに暑さの峠を越えるかと思いきや… 13日(土)~15日(月・敬老の日)の3連休は猛暑復活。さらに、低気圧や前線の影響で13日(土)は北日本の日本海側から再び雨や風が強まる予想。

3連休の天気のポイントを地域ごとにまとめた。

お出かけ先の参考にしていただきたい。
●北海道 3連休は雨具欠かせず
13日(土)は次第に雲が厚くなり、天気は下り坂。夕方以降は日本海側から雨が降り、14日(日)に日付が変わる頃には、道東も広く雨。13日(土)夜~14日(日)昼頃までは日本海側を中心に荒れた天気となり、交通に影響が出ることも。14日(日)午後から15日(月)には広く日差しが戻るが、雷雨の可能性もあり、3連休を通して雨具が欠かせない。
●東北 日本海側中心に警報級大雨の恐れも
13日(土)午後は日本海側から雨のエリアが広がり、夜には太平洋側も広く雨。13日(土)夜から14日にかけては日本海側を中心に警報級の大雨となる恐れ。沿岸は雨に加えて、風も強まり荒れた天気に。15日(月)には天気回復するも、午後は山沿いや内陸部で雷雨の可能性。
●北陸 曇りや雨…涼しい服装を
13日(土)は多少日差しもあるが、3日間を通して、曇りや雨とすっきりしない天気。特に、14日(日)は日本海沿岸部を中心に雨が強まる時間帯も。15日(月)午前にかけて雨が降りやすく、午後は日差しもある。ただ、屋外レジャーは日が差してきても、変わりやすい天気に要注意。湿度が高く、不快な暑さが続くため、涼しい服装を心がけて。
●関東甲信 14日は猛烈な暑さ、15日は大気不安定
13日(土)は雲が目立つ時間もあるが、にわか雨は山沿いや内陸部の一部に限られそう。14日(日)は良く晴れて、猛烈な暑さ。群馬県や埼玉県など内陸部に限らず、東京都内など南部でも35℃以上の猛暑日が復活。15日(月)は大気不安定。晴れていても天気は変わりやすく、ザっと強まる雨や雷雨に注意。屋外のレジャーは周辺に活発な雨雲がないか、雨雲レーダーの確認をこまめに。
●東海 再び猛暑ピーク…暑さ対策徹底を
13日(土)は雲が多く、岐阜県を中心に雨が降りやすい。14日(日)、15日(月)は晴れて気温上昇。各地で厳しい暑さとなり、15日(月)は再び猛暑ピーク。最高気温は名古屋で35℃の予想で、いったん暑さが落ち着いた後だけに、体に堪える暑さ。厳しい暑さの中で無理をすることのないように、暑さ対策の徹底を。
●近畿 おおむね晴れ…真夏同様の水分補給など対策を
3日間を通して、おおむね晴れの天気が続く。ただ、午後は山沿いや内陸部ほど天気が急変しやすいため、空の変化には注意が必要。京都府では15日(月)の午後は活発な雨雲がかかりやすい見込み。14日(日)、15日(月)は連日35℃近い暑さ。時間を決めて、水分や休憩をこまめにとるなど、真夏同様の暑さ対策を。
●中国 14日、島根で警報級大雨か
13日(土)は山陰地方を中心に雲が多く、所々で雨。14日(日)は広い範囲で雨が強まり、島根県では警報級の大雨となる恐れ。15日(月)には、各地で日差しが戻るが、局地的な大雨には注意。曇りや雨の日でも湿気が多いため、かなり蒸し暑く感じられそう。
●四国 9月とは思えない厳しい暑さも
13日(土)は高知県では雲が広がり、一部で雨が降るほかは広く晴れる。最高気温は35℃近くまで気温が上がり、9月とは思えない厳しい暑さ。14日(日)、15日(月)も晴天の続く所が多いが、午後は局地的に雨雲が発達。厳しい暑さと突然の大雨には注意が欠かせない。
●九州 朝から気温高く厳しい暑さ…長崎は大雨か
13日(土)は長崎県、佐賀県など北部の沿岸ほど雨が降りやすく、南部ほど晴れる。14日(日)も九州北部ほど雨が強まり、長崎県で大雨となる恐れ。日が差す所もにわか雨や雷雨に注意。15日(月)は、九州南部、北部ともに山沿いや内陸部をはじめ、平地でも突然雨が降り、雷がなることも。連日、朝から気温が高く、昼間は33℃前後と厳しい暑さ。
●沖縄 強い日差し…海のレジャーは台風情報に注意
13日(土)、14日(日)は各地で強い日差しが照りつける。ただ、一部ではにわか雨や雷雨の可能性も。15日(月)も比較的安定した晴れとなる見込み。台風シーズンが続き、日本の南海上には新たな台風の卵が発生する懸念も。海のレジャーは台風情報にも注意を。
最新の気象情報をチェック 埼玉・熊谷や名古屋で36℃予想も
3連休に再び猛暑日が増えそう。熱中症にご注意を。

一度に降る雨の量も多い見通し。北日本では雨の降る時間が長く、まとまった雨に。比較的晴れる東日本や西日本では短時間に降る局地的な大雨に留意。
最新の気象情報を確認し、事故のない3連休を過ごしてほしい。
【執筆:日本気象協会・石榑亜紀子気象予報士】