コンビニでロボットの活用を進めて、スタッフの仕事を2~3割減らそうとしています。

セブン-イレブン・ジャパンは9日、コンビニ店舗省人化のため、ロボットの実証実験を開始しました。

AIカメラで人をよけながら、自動で床掃除をしてくれるロボット。
1日4、5回モップで床掃除する店舗が多いそうですが、このロボットによって従業員1人の1時間分の労働時間削減になるということです。

自動で窓拭きをしてくれるロボットもあります。
これまで窓拭きは1枚当たり5分かけて人が行っていましたが、この作業をロボットが担います。

さらに、通常は従業員が冷蔵庫に入って行う品だし作業の一部もロボットが担い、1時間に80本のペースで補充してくれます。

そしてセルフレジ隣のモニターにはAIアバターがあり、店舗から離れた場所でもアバターを通じて遠隔で接客できるため、従業員は人にしかできない作業に集中することができ、業務効率化を図ることができるといいます。

人手不足に悩むコンビニにとって、ロボットの活用は生産性向上のカギに。

セブン-イレブン・ジャパン オペレーション本部長・竹井浩樹執行役員:
定時業務をいかに減らして、非定時業務をお客さまに価値を提供することに振り分けることができるかが課題。今の省人化施策も取り入れながら、店が持続可能な経営をできる形をやっていきたい。今のロボティクス等々を使うことによって、生産性を劇的に変えることができるのではないか。

1年後をめどに、実際の店舗への本格的な導入を目指す方針です。

フジテレビ
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