2025年2月、札幌市清田区で陥没した道路の調査を進めている札幌市の専門家会議で、原因は特定されず、付近での水道工事との関連を引き続き調べることになりました。
札幌市清田区真栄3条2丁目の厚別川近くの道道「真駒内御料札幌線」で2025年2月、道路が陥没しました。
最大幅80センチほどの穴の下には深さ約4メートル、幅11メートルほどの空洞が見つかっていました。
9月9日に開かれた対策検討委員会では、現地調査などから陥没現場周辺の地盤がかなり緩くなっていたことが分かりましたが、これが原因と特定するにはいたりませんでした。
また、地下水や付近の川の流れの影響も調べたものの、土砂の流出に関連は見られないことがわかり、原因は特定されませんでした。
残る可能性として、付近に2024年10月、地下6メートルほどに新たに水道管を設置する作業が行われていて、今後関連を調べることになりました。
「地上と土のやりとりは水道工事しかないと思われ、詳しい説明を札幌市に依頼した」(室蘭工業大学大学院 木幡行宏教授)
札幌市は引き続き原因を調べることにしています。