9月9日は救急の日です。テレビ静岡の熊崎アナウンサーが静岡市消防局の1日救急隊員となり市民の命を救うため活動する現場を体験しました。

熊崎結萌アナウンサー:
きょうは救急隊員の制服を着て実際に現場でみなさんのお仕事を体験させていただきます

静岡市消防局では現在約250人の救急隊員が24時間365日体制で業務にあたっています。

管轄エリアは静岡市のほか島田市や吉田町など3市2町です。

午前8時半、救急隊員の仕事は点呼や装備の点検から始まります。

そして、救急隊員の仕事をする上で不可欠なのが「心肺蘇生法」の習得です。

静岡市消防局・安藤純子さん:
斜めから押すのではなく垂直に上から5cm程度沈むように押す

そしていよいよ実際の現場での体験です。

隊員:
出動経路よし、出動します

急病人が出て救急要請があったとの想定で本番さながらに救急車に乗り込みます。

熊崎結萌アナウンサー:
今サイレンが鳴ったので出動をします

静岡市消防局・森本貴大さん:
感染防護衣というガウンを着てもらってマスクをつけてヘルメットをしてください

車両無線:
50代男性意識なし、呼吸について不明以上

静岡市消防局・森本貴大さん:
駿河救急11了解。じゃあ出動します

現場に着いたらストレッチャーに資機材を載せて急病人のいる場所へ。

患者に見立てた人形を使って応急措置を行いました。

一刻を争う救急現場。

訓練とは言えその緊張感を感じることができました。

熊崎結萌アナウンサー:
いま汗びっしょり。スピード感も求められる中、この炎天下で防護服と手袋やマスクをつけなければならずすごく暑かった

一方、救急隊員にとっては救急車の走行中のアナウンスや患者への適切な声かけなども安全のための大事な仕事。

私からはアナウンサーの立場から正しい発声の仕方をアドバイスです。

熊崎結萌アナウンサー:
鼻から吸って、せーの!あ~。しっかりとおなかが動くように意識してア行からワ行まで一緒にいいですか

日々奮闘する救急の現場。

静岡市消防局では一刻も早い救助につなげるためにも救急車の適正利用を呼びかけています。

静岡市消防局・大久保雅史 救急担当部長:
昨年度の救急出動件数は約5万件。その約半数の2万数千件が搬送先の病院で「軽症」と判断されている。助け合いの気持ちを持って正しい救急車の利用をお願いしたい

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