災害時の司令塔として政府が2026年度中の設置を目指す防災庁について、岡山県の伊原木隆太知事は、引き続き岡山への誘致を目指す考えを示しました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「日本全体に及ぶメリットや本県の強みをアピールするとともに、国の動向を的確に把握しながら誘致に向けて取り組んでいきたい」

伊原木知事は9月9日、9月定例岡山県議会の代表質問でこのように答弁しました。

政府が2026年度中の設置を目指している防災庁を巡っては、現在、全国の自治体などが誘致を表明しています。伊原木知事もこれまで、安定した地盤や温暖な気候といった岡山の優位性を示し、関係団体と連携しながら誘致を目指す意向を改めて示しました。

また、サッカーJ1・ファジアーノ岡山のホームとなる新スタジアムの整備に関する質問に対しては、慎重な判断を求める県民の声もあるとしたうえで、引き続き議論を続けていきたいと述べました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「新スタジアムの整備を求める署名も30万筆に迫る勢いで集まっていると承知している。県民の盛り上がりがどのように進んでいくのか注視していきたい」

9月定例県議会は10月3日に閉会する予定です。

岡山放送
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