◆OHKの秘蔵映像で振り返る香川の歴史 今回は1985年(昭和60年)

OHKのカメラが収めた香川・岡山の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1985年(昭和60年)9月7日に高松市で撮影された映像です。

◆海難防止強調運動…旅客船の安全点検 関西汽船の「まや丸」

海難防止強調運動に合わせて高松海上保安部が、高松港を出入りする客船で安全点検を行いました。この日点検したのは関西汽船(当時)の高松阪神航路に就航していた「まや丸」で、救命胴衣の設置状況など船内を確認して回っていました。

高松海上保安部によりますと、第六管区海上保安本部では現在も9月1日~10日に「瀬戸内海・宇和海海難防止運動」を行っていて、マリーナなどで事故防止のチラシを配る啓発活動などを行っているそうです。

◆郷土代表の高校球児たちも「まや丸」で甲子園へ

当時の資料などによりますと「まや丸」は3600トン、1000人が乗船可能で、大阪・神戸・小豆島(坂手)・高松を結んでいたということです。

OHKには1988年の瀬戸大橋開通前に、高校野球の香川県代表校がブラスバンドの演奏などに見送られながら、「まや丸」に乗って甲子園に向けて出発する映像も残されています。

◆「県営桟橋」の待合所などがあった高松港管理事務所は2011年に姿消す

当時、「県営桟橋」として親しまれた高松阪神航路の乗り場には昭和初期のモダンな外観が特徴だった「旧高松港管理事務所」がありましたが、老朽化のため2011年ごろ取り壊されました。

岡山放送
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