岩手県内では8月以降交通事故で11人が亡くなっていて、県警は死亡事故多発注意報を出しています。
こうしたなか、西和賀町では9月5日、高齢者を対象にした交通安全の講習会が開かれました。
この講習会は、交通安全の意識を高めてもらおうと、西和賀町が開いたもので、65歳以上の町民31人が参加しました。
北上警察署 小原剛交通課長代理
「前を見ながら、巻き込み方向も確認することを気を付けてほしい」
5日は北上警察署の担当者が、大きな車の影や物陰などから人や車が急に現れることがあり、運転する際は常に注意を配ることが大切と呼びかけました。
また参加者は運転操作を採点できるシミュレーターを使い、自分の判断のスピードなどが安全な運転に対応できているか確認していました。
参加者
「(自分が)スピードを出しすぎる感じがした。家族に迷惑をかけない運転をしたい」
西和賀町 町民課 新田真央主事
「しっかりと落ち着いて、周りを見ながら運転することを意識してほしい」
県警によりますと、1月から8月までに県内では957件の交通事故が発生していて、このうち高齢者が当事者となった事故は半数を占めています。
また2025年の交通事故による死者23人のうち11人が8月以降に亡くなっていて、県警では交通死亡事故多発注意報を出して、注意を呼びかけています。