鳥取県西部、伯耆・江府・日野の3つの町にまたがる山林で計画されている風力発電事業をめぐり、伯耆町内の予定地周辺の住民が計画どおり事業を進めるよう町に要望しました。
5日、伯耆町要望書を提出したのは風力発電事業の予定地周辺にある伯耆町福岡地区の3つの自治会の代表です。
伯耆町役場を訪れ、小澤町長に風力発電事業は過疎が進む地元地域の活性化につながると主張、計画を進めるよう要望しました。
福岡中央、下代、上谷風力発電事業は、東京の企業「日本風力エネルギー」が計画しているもので伯耆・江府・日野の3町にまたがる山林に高さ196メートルの発電施設22基を設置して2030年の稼働開始を目指しています。
この計画をめぐっては、江府町の白石町長が議会などの意見を踏まえ、中止を求める考えを示しています。
下代自治会・田邊仁朗会長:
推進していただければうれしいです。
伯耆町・小澤町長:
町の将来像も含めて町政、町民の皆様への影響、あるいは効果を総合的に判断しながら、町としての意向を、しっかりと表明していきたい。
小澤町長はこのように述べ、9月定例議会の終了後、速やかに判断する考えを示しました。