九州防衛局は5日、2027年度から海上自衛隊鹿屋航空基地で始まる無人機シーガーディアンの配備計画について、住民の代表らに説明を行いました。
鹿屋基地に配備されるのは、無人機MQ9B、シーガーディアンで東シナ海を中心に活動を活発化させる中国などの警戒監視を行います。
5日は、九州防衛局の担当者が鹿児島県鹿屋市を訪れ、基地周辺の町内会長や各種団体の代表に計画を説明をしました。
九州防衛局は、無人機が鹿屋航空基地で運用されている有人の哨戒機の任務を一部代替することや、2027年度から無人機の運用が始まり、最終的に10機程度を配備することが伝えられました。
アメリカ軍が2022年から1年間、鹿屋航空基地で無人機の運用を行った際に滑走路をはずれる事故が起きていて、参加者からは心配の声も聞かれました。
基地近くの町内会長
「事故の原因は何なのか?そこがどう改善されたのか?検証されたのか?」
九州防衛局・中辻綾太企画部長
「米空軍が展開したのはMQ9。まず違う機種であることをご理解いただきたい」
基地近くの町内会長
「米軍のMQ9が来たときからいずれこういう流れなんだろうなと当時から感じていた。防音対策はまだ、課題がある」
九州防衛局・中辻綾太企画部長
「我々として初めて配備させていただく機体なので、我々のできる最大限の説明をすることは重要だ」