列島を横断した台風15号は、各地に大雨をもたらした。
この影響で、関東の人気観光地も普段とは違う様子となっていた。
観光地にも影響…人気の遊覧船も運休に
関東の観光地も台風15号の影響で激しい雨に見舞われた。

午前9時の神奈川・箱根町で見られたのは、勢いよく流れる茶色く濁った川。
普段と比べてかなり増水していた。

人気の観光地・箱根町では、朝から強い雨が降り続き、車は水しぶきを上げながら走行。
道行く観光客の姿も4日よりまばらに見えた。
箱根町では午後2時50分までの24時間雨量が166.0mmの大雨が降った。
そのため予定をキャンセルしたという人もいた。
箱根町を訪れた人からは「せっかく準備してきたのに、台風で大涌谷とかも行けなくなって残念。ホテルでこもって生活みたいになっちゃう」「きょう箱根神社に行こうと思ってたけど、台風だからと昨日に急きょ予定変更して」「もう少し晴れていたら色々見られたのに、雨しかないし、曇りだしと悲しかった」「(Q.今日の予定は?)海賊船に乗ったりします。(Q.海賊船止まっている)えー!まじっすか!知らなかった。ちょっと考えます」と残念がる声が聞かれた。

その海賊船がある芦ノ湖へ向かう際にも激しい横殴りの雨に見舞われた。
芦ノ湖の名物・遊覧船は運休。

視界が白くなるほどの雨に、訪れていた外国人観光客からは「富士山が見たかったから来たけど、台風か~」「(遊覧船)乗りたいけど、ご覧の通りの天気なので泣いちゃう」などの声が聞かれた。
大粒の雨の中…観光客を乗せ走る人力車
東京の観光名所・浅草にも台風の影響がでていた。

強い大粒の雨が降り続き、多くの人が雷門の屋根の下で雨宿りをしていた。

そんな中一方で、雨の中でも人力車が観光客を乗せて走る姿があった。

北海道から来た女性は、傘だけでは足りず、かっぱを購入したそうですが「ひどいですよね、急きょかっぱ買ったけど、売ってなくて、これ子供用のを羽織ってみた。もうびしゃびしゃです」と話しました。
(「イット!」9月5日放送より)