猛暑によるワサビの腐敗を防ごうと、静岡県伊豆市ではいま新たな素材を使った日よけの効果を検証する試験が行われています。
ワサビは暑さに弱いことで知られ、伊豆市では苗の半分以上が腐ってしまうワサビ田もあるなど、猛暑による被害が年々深刻化しています。
このため、JAと県などが連携し、熱のもとになる赤外線だけを吸収する特殊なネットを導入することで葉の表面温度や光の量の変化など、効果を検証する試験が6月から行われています。
JAふじ伊豆・伊豆の国わさび委員会
荻原基一 委員長:
これしか手段がないと思っている、夏を越すためには。試験が成功していると言えるかどうかわからないがこれに懸けている
JAによるとこの試験は伊豆市のほか河津町と御殿場市でも行われる予定で、2026年度までに得られた2年間の結果をもとに今後の暑さ対策を検討するということです。