こちらは人吉市の話題。「ゆうれい寺」という名前で親しまれている「永国寺」です。室町時代に、寺を建立した和尚が池に現れた幽霊を描いた、という掛け軸が残っています。
永国寺では毎年夏に開かれる「ゆうれい祭り」の日に合わせて、年に一度、幽霊が描かれた掛け軸も開帳されます。
また、祭りの呼び物として多くの人が列をつくるのが、地元住民らが境内に手作りした幽霊屋敷。幽霊役のおよそ20人が顔に包帯を巻いたり、着物を着たりと個性豊かな幽霊に扮して、県内外から訪れた人たちを驚かせていました。
中には泣き叫ぶ子どもや大きな悲鳴を上げる人も。怖さのあまり走り抜ける人もいて、暑い夏の夜に背筋が凍る恐怖を味わっていました。