宮城県色麻町の町議会の議長が、8月、町の職員に対し、多くの人の前で「職員を辞めろ」などと、発言していたことが分かりました。一部の町議会議員はパワーハラスメントにあたるとして、不信任案を提出する方針です。
色麻町議会 天野秀実議長
「あの時の発言は非常に逸脱したものがあって、多分職員はプレッシャーになったんだろうと思います。だから謝らせていただいた」
色麻町議会事務局などによりますと、町議会の天野秀実議長は、8月行われた議会運営委員会に、15分ほど遅刻して出席しました。
その際、天野議長は書類を机に叩きつけ議会事務局長に対し、「どの書類が正しいか日程表をよこせ」と強い口調で話したうえで、遅刻の責任をとると言い出し、「俺が議長を辞めるから一緒に辞めろ」などと発言したということです。
これらの行為は議会運営委員会に出席していたおよそ10人が目撃していて、一部の町議会議員はパワーハラスメントにあたるとして、4日、開会した議会に不信任案を提出するとしています。
色麻町 天野秀実議長
「やってはらない発言を、私がしたわけですから、なぜと言われてもなかなか説明できない。できないというか私が悪かった」