自動車メーカーのマツダは、山口県岩国市に新たに建設する電気自動車用の電池工場について、ことし11月に着工すると発表しました。
山口県庁で行われた調印式には、マツダの毛籠社長と村岡知事、岩国市の福田市長が出席し、電気自動車用の電池工場の建設協定に調印しました。
マツダは2030年度までに電気自動車の販売比率を25%から40%にする目標を掲げていて、岩国工場ではパナソニックエナジーから調達する円筒型リチウムイオン電池セルを電気自動車に搭載する状態に組み立てる計画です。
マツダの岩国工場はことし11月に着工し、2027年度の稼働を目指します。
従業員はおよそ400人で投資額はおよそ950億円と山口県では過去最大の投資額となっています。
【マツダ・毛籠勝弘社長】
「ようやくプロジェクトが動き出す。そういう感慨を持ちました。マツダの看板である走る歓び、デザイン、クラフトマンシップ、こういったものを前面に押し出した商品を世の中に出していきたい」