滋賀県長浜市で、裁判所事務官の男らが女性の遺体を遺棄した事件で、大津地裁は、裁判所事務官の男を懲戒免職処分としました。
懲戒免職となったのは、裁判所事務官を務めていた岩瀬龍彦被告(49)です。
岩瀬被告は、長浜市の自宅で、親戚の野中秀紀被告(63)が死亡した妻・まりこさん(当時53)の遺体を冷凍庫に放置し、遺棄している事を知りながら、それを手助けした罪に問われています。
この事件では、岩瀬被告の父親の浩一郎被告(72)も死体遺棄を手助けした罪に問われていて、7月の初公判で3人は起訴内容を認めていました。
大津地裁の小倉哲浩裁判所長は、「法令を厳に遵守すべき裁判所職員が、このような不祥事を起こしたことは極めて遺憾である。信頼回復に務めていきたい」とコメントしています