アメリカ東部マサチューセッツ州の連邦地裁は3日、トランプ政権によるハーバード大学への助成金凍結は大学への報復で違法だとして撤回するよう命じました。
トランプ政権はパレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡りイスラエルに抗議する学生への取り締まり強化を拒否したハーバード大学に対し、今年4月に20億ドル余り、日本円で3000億円以上の助成金や契約の凍結を発表するなど圧力を強めています。
大学側は助成金凍結は違法として提訴していましたがマサチューセッツ州ボストンの連邦地裁は3日、「政治的動機に基づく攻撃を隠すために反ユダヤ主義を利用した」と指摘し政権の措置が憲法や連邦法に反しているとして助成金の交付を再開するよう政権に命じました。
アメリカメディアは「ハーバード大学の大きな勝利」などと伝えています。
(フジテレビ国際取材部)