鹿児島県日置市では旬を向かえた秋の味覚、「月日貝」の漁が9月から解禁されていて、漁港では採れたばかりの貝が次々と水揚げされていました。

丸い形をした紅白の二枚貝、「月日貝」です。

貝殻の色を月と太陽に見立てたのが名前の由来で、日置市の江口漁協では底引き網による今シーズンの漁が9月から始まりました。

国内有数の漁獲量を誇りますが漁協によりますと、現在のところ例年に比べ3割から4割程水揚げが少ない状態が続いているということです。

原因は分かっていませんが漁師たちは味には自信をのぞかせていました。

漁師
「(例年に比べ)ちょっと少ない。難儀をして採っているんで、一人でも多くの人に食べてもらえれば。月日貝はおいしいので、ぜひ味わって欲しい」

月日貝は、同じ二枚貝のホタテより身が甘いのが特徴です。

漁協直営の販売所「江口蓬莱館」の売り場に並ぶと早速、来店客が買い求めていました。

来店客
「旬の物を食べれば、長生きするんじゃないかと。味わって食べたいです」
「肉が厚いと聞いたので、買いに来た。バター焼きと刺身で食べます」

江口漁協での月日貝漁は、2026年3月末まで続くということです。

鹿児島テレビ
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