県は日本酒の原料に使われる酒米の生産者や焼き物の窯元への支援策などを盛り込んだ約59億円の補正予算案を発表しました。

【山口知事】
「日本酒だったり焼き物だったりというところが誇りの根本で、その素材がないと世界に誇れるものが作っていけない」

山口知事は2日、約59億円の9月の補正予算案を発表しました。
このうち、コメの価格高騰に伴い、日本酒の原料になる酒米の農家が主食用米の生産にシフトする動きがあることを受け、酒米の生産者を支援する事業などに約7600万円を計上しています。
具体的には、主食用米と酒米の販売価格の差額分を応援金として交付するほか、佐賀の日本酒の「守り手認定制度」を作る案を示しました。

【山口知事】
「佐賀の日本酒は焼き物と一緒で誇りなものですからそういったところを守っていこうということで緊急対策としてこの単価差をしっかり埋めていこう」

このほか陶磁器の原料である陶石の価格高騰を受け、窯元に値上がり分を補助する事業などに約4800万円を盛り込んでいます。

サガテレビ
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