始めは旬を迎えた岡山の特産の話題から、連日の猛暑にも負けず出来は上々だということです。「果物の女王」マスカット・オブ・アレキサンドリアを使ったワインの仕込み作業が9月3日から倉敷市で始まりました。
マスカットの甘い香りが広がります。倉敷市船穂町のふなおワイナリーでは、地元で収穫された約3トンのマスカット・オブ・アレキサンドリアが実と軸を分ける機械に次々に投入されていきました。
猛暑が続くとマスカットは、日焼けや着色不良など品質への影響が心配されますが、ワイナリーの農園では問題なく生育し、やや小粒となったものの糖度は十分で、例年並みの上々の出来に仕上がりました。
(ふなおワイナリー 三宅健一郎社長)
「(マスカット・オブ・)アレキサンドリアで作ったワインの味わい、香りを味わってもらいたい。口に入れてもらって初めてわかるおいしさというのがあるのでぜひ多くの人に味わってもらいたい」
仕込み作業は9月中旬まで続き、約10トンのマスカットが原料として使われ、1万5000本のワインが出来る予定です。ワインは2026年春から県内のデパートやスーパーなどで販売されます。