歴史ある建物が新たな観光施設に生まれ変わる取り組みです。津山市は、文化財の建物を宿泊施設などに改修し、活用するプロジェクトを発表しました。
津山市が発表したのは民間企業と連携して進める「津山城・城下町泊プロジェクト」です。市内にある文化財の建物を宿泊施設や飲食店、観光案内の場として整備します。
改修の対象となるのは国指定の史跡津山城跡にある鶴山館、名勝・衆楽園の迎賓館と余芳閣、城東地区にある旧梶村家住宅の4カ所。市内の回遊性を高め観光消費を増やすことで地域活性化を図るもので、事業費の一部はクラウドファンディングでまかなわれます。
その返礼品として殿様の衣装で津山城に入り特別料理や伝統芸能を楽しむことができる1組限定の観光プランも発表されました。
(施設運営「バリューマネジメント」他力野淳代表)
「わざわざ時間とお金をかけて訪れたくなるもの、これが津山の中でどう形として組み上げられるか大事にしなければならない」
(津山市・谷口圭三市長)
「津山の魅力を感じてもらい、地域が元気になってほしい」
クラウドファンディングの目標額は3億6000万円で2026年11月の開業を目指しています。