岩手県盛岡市の老舗の酒蔵が、初めての取り組みとして2025年2月末から雪の中で貯蔵してきた日本酒を9月2日発売しました。

150年以上の歴史を持つ盛岡市大慈寺町の酒蔵「あさ開」では、2日、雪の中で貯蔵してきた酒「純米大吟醸イワティ」秋バージョンを発売しました。

この酒は本州一寒い地域として知られる盛岡市薮川に、酒のうまみを引き出しやすい5度程度の温度に保てる雪室を作り、2025年2月末から貯蔵を開始しました。

猛暑の影響で8月、雪室が崩れたため、その後は薮川地区の自然体験施設「まほら岩手」の冷蔵庫に移して通算半年熟成させました。

6月に発売された熟成期間3カ月の「イワティ」に比べると、香りの落ちつきが増し、より食事とともに楽しめるということです。

あさ開観光課 照井未来さん
「日本酒初心者の人にもぜひ飲んでいただきたい商品。岩手に住む人たちに楽しんでいただけたら、とてもうれしい」

「純米大吟醸イワティ」秋バージョンは、あさ開にある地酒物産館と直営のネットショップで1000本限定で販売されます。

岩手めんこいテレビ
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