帝国データバンクによると、鳥取県米子市にある介護用品メーカーの日本エスタが事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。
負債総額は約1億2100万円に上ります。
日本エスタ株式会社は、1979年8月に創業し、1999年2月に法人改組された介護用品メーカーです。
歩行器や運転補助装置などの製造販売のほか、車いすなどの福祉用品、介護用品の販売を手がけていました。
また官公庁との委託契約による販売やレンタルなども行っていました。
2003年6月期には年売上高約1億6000万円を計上していましたが、その後需要の減退に直面。2024年6月期の年売上高は約7300万円まで減少しました。
採算性も低下し、財務内容は債務超過の状態が続いていました。
その後も経営環境は好転せず、厳しい資金繰りを強いられ、先行きの見通しが立たなくなったことが破産申請の背景とみられます。
負債は、2024年6月期末時点で約1億2100万円となっています。
8月29日に事業を停止し、今後、鳥取地裁米子支部へ破産手続き開始の申し立てを行う予定です。