読売新聞は、7月末に報じた「石破首相退陣へ」との記事に関する検証をけさの紙面に掲載し、「結果として誤報となった」として陳謝しました。
検証対象は7月23日発行の号外など3つで、「石破首相は退陣する意向を固めた。7月中にも表明する方向で調整」などと報じていました。
読売新聞は、「取材メモの精査や担当記者への聴き取り」などの結果、「首相は退陣する意向を周辺に明確に伝え、その段取りまで語っていた」とした上で、石破総理が「報道を受けて翻意した可能性がある」と結論づけました。
その上で、石破総理が発言を翻す可能性を過小評価したことで「結果として誤報となった」と陳謝し、関係者の処分を発表しました。
一方で読売新聞は「首相は様々な場で『自分は辞めるとは言っていない』と繰り返している」と指摘し、石破総理に「虚偽の説明をされた」と主張しています。