2日開会した鹿児島市議会の9月定例会で、大雨や台風の時の指定避難所となっている公立の小中学校の体育館に、空調設備を整備するための設計費などを盛り込んだ約23億円余りの予算案が提案されました。
鹿児島市・下鶴市長
「一般会計は23億5197万7000円を追加し、総額で2987億6605万8000円となります」
9月定例会に提案された約23億5000万円の補正予算案には、災害時に鹿児島市の指定避難所となる公立の小中学校の体育館に空調設備を設置するための設計費、約3750万円が盛り込まれました。
避難所の開設状況や地域のバランスを踏まえ、中郡小や西田小など小学校9校と緑丘中学校1校の合わせて10校が対象で、設置は2026年度以降の予定です。
市教育委員会によりますと現在、117校すべての公立の小中学校の体育館に空調設備はなく、2026年度以降も設置を進める方針です。