アメリカのトランプ大統領は、自身のSNSでインドとの関税交渉をめぐり、インドが関税をゼロにすると提案してきたと主張、その上で「遅すぎる」と批判しました。
トランプ政権は8月下旬、ロシア産原油を購入していることへの制裁として、インドに対して関税を50%に引き上げ、これにより両国の関係は悪化しています。
この問題に関してトランプ大統領は9月1日、自身のSNSに「インドは石油や軍事製品のほとんどをロシアから購入している」と不満を述べた上で、「彼らは今になって関税をゼロに引き下げることを提案しているが手遅れだ」などと自らの主張を展開しました。
トランプ氏の発言は、インドのモディ首相が上海協力機構の首脳会議で、習近平国家主席やプーチン大統領と面会している間に行われたもので、インドに対してロシアとの関係を見直すよう圧力を強めた形です。