アフガニスタン東部で起きた地震では、死者が800人を超すなど被害が拡大していますが、国際的に孤立するイスラム原理主義組織タリバンの支配化にあるため、救助や救援活動の遅れが懸念されています。
アフガニスタン東部で8月31日に発生したマグニチュード6.0の地震で、当局は812人が死亡、2800人以上がけがをしたと発表しています。
被害が大きいのはパキスタンとの国境に近い山岳地帯で、土や石を使った簡素な住宅が多いため、倒壊した家屋の下敷きになった人が多く、ロイター通信は現地住民の話として「村の95%が破壊された」と伝えていて、被災地に通じる道路が寸断され、救助活動が難航しているということです。
タリバンによる支配が続く中、国外に撤退したNGOなども多く、十分な支援が行き届かない可能性があり、さらなる被害の拡大が懸念されています。