自民党は2日午後、両院議員総会を開きます。
参議院選挙敗北をうけ「解党的出直し」を掲げた総括をとりまとめる方針です。
先ほど終了した総括委員会では、参院選総括の報告書案について詰めの議論が行われました。
関係者によると、総括の報告書に「解党的出直しに取り組む」と明記する方向で最終調整が行われ、参院選敗北の理由を複数列挙します。
具体的には、一律2万円の現金給付を訴えた物価高対策について「国民に刺さらず、野党の分かりやすい主張に対抗できなかった」などと記載する方向です。
また、旧安倍派の政治資金問題を念頭に政治とカネの問題を挙げ、「国民の信頼を損なう大きな要因になり続けている」などとするほか、内閣や党の支持率低迷にも言及する見通しです。
一方、石破首相や党執行部の責任には直接触れない方向で調整しています。
自民党は、こうした案を午後1時半から開く両院議員総会で党所属の全ての国会議員に示し、総括報告書を正式決定します。