自民党は、敗北した参議院選挙の総括を2日にとりまとめて両院議員総会に示す方向で、総裁選挙の前倒しを巡る攻防がいっそう激しくなる見込みです。
参院選総括委員会のトップも務める森山幹事長と木原選挙対策委員長は1日に首相官邸を訪れ、石破首相と会談しました。
2日午前の総括委員会で固める見通しの総括文書の案を確認したとみられます。
総括文書は、午後に開かれる両院議員総会で報告される方向で、石破首相ら執行部の責任にどう言及するかが焦点となっています。
また、総会では総括の後に「幹事長としての責任について明らかにしたい」としていた森山氏の進退を巡る発言も注目されます。
総括を終えると臨時総裁選の是非を問う手続きに入る見込みで、党内の攻防が激化するものとみられます。