和歌山県太地町では、イルカとクジラの追い込み漁が解禁されました。
1日午前5時、太地町の漁港では追い込み漁の船9隻が一斉に出港し、船上では漁師たちが酒で船を清めて漁の安全を祈りました。
太地町ではおよそ400年にわたり捕鯨が行われていて、初日の1日は沖合9キロの地点から10頭のハナゴンドウを追い込んで捕獲しました。
【太地いさな組合・土山正樹組合長】
「幸先よく初日からハナゴンドウ10頭捕れてよかったと思います。日和がよければ毎日(漁に)出て頑張りたいと思います」
港の周辺では毎年、解禁初日に反捕鯨団体が抗議活動を行っていますが、ことしは目立った混乱はありませんでした。
追い込み漁はこれから半年ほど続く予定です。