食品を多めに購入し、食べた分は買い足して災害に備える「ローリングストック」。普段使いもしやすい防災食や、新たなサービスも登場しています。

9月1日は「防災の日」です。食料の“備え”はしているのか、街の人に聞きました。

街の人ら:
「家族が食べられる分が3日分くらい。期限が切れる時に食べて、買い足しで」
「普段使えるもの、カップ麺やツナ缶やサバ缶だったり」

 普段使いの食品を食べた分だけ買い足して保存する=「ローリングストック」を実践している人もいました。

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一方で、防災食にはこんなイメージも…。

街の人ら:
「味とか普通の商品と比べると劣るイメージがあるので、買いづらいかなと思ったり」
「一応(防災食を)家に置いています。もう3年ぐらい、賞味期限とか見ていない」

おいしくないのでは?買ったことを忘れて賞味期限切れ!なんてこともあります。そんな心配を解消するアイテムがいま増えているんです。

ハンズ名古屋店では、扱う防災食は実に146種類もあり、「りんごが決め手」とこだわりを感じさせる生姜焼きや、チェーン店とコラボした商品も。

ハンズ名古屋店の防災用品担当:
「以前と比べても種類が格段に増えまして、普段のおかずに使っていただけるようなものも増えてまいりました」

さらに…。

ハンズ名古屋店の防災用品担当:
「自衛隊の方が実際に訓練で食べてみえるものと同じものが、市販されております」

自衛隊員が食べるポークソーセージステーキ。キャンプの食材としてリピーターも多い人気商品で、そのままでも食べられますが、焼くと香ばしさやジューシーさも加わり、よりおいしくなります。

他にも、“ココイチ”が監修したカレーライスの防災食もあり、1食388グラムとボリューム満点です。

ハンズ名古屋店の防災用品担当:
「防災用品用に作ったということで、辛さを少しだけ抑えております。辛すぎると、貴重な水をたくさん飲んでしまいますので、絶妙な辛さになっております」

味もよく、種類も豊富な防災食。これを自宅に届けてくれるサービスも始まっています。手がけているのは「中部電力ミライズ」です。

電気料金に月額480円をプラスすると、ごはんとパンを6種類、おかずを5種類、年に一度届けてくれるほか、地震の際に見舞金も受け取れるというサービスです。これなら、うっかり賞味期限切れという心配も減ります。

中部電力ミライズの担当者:
「電気料金は毎月お支払いいただくようなものでありますので、ローリングストックという考え方にぴったり。安心安全な暮らしをご支援する、そんな役割を担っていきたいと考えています」

東海テレビ
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