防災の日の9月1日、JR東日本では地震を想定した訓練が行われました。
参加した職員たちは列車からの避難誘導などの訓練を通して防災意識を高めていました。
井上智晶アナウンサー
「きょうの訓練では実際に車両を使って、車内に取り残された人を避難誘導する訓練が行われます」
訓練は災害時に乗客の命を守るための対応力を高めようと、JR東日本盛岡支社が毎年行っています。
9月1日は震度7の地震が発生し列車が緊急停止した想定で行われ、盛岡支社の職員や消防や警察など約100人が参加しました。
乗客を避難誘導する訓練では運転士が輸送指令室と連絡を取り合い、すみやかに乗客を車両の外へ誘導していました。
また、列車が緊急停止した際に転倒してけがをした人や障がい者の救護訓練も行われ、対応に当たった消防との連携を確認していました。
このほか、火災が発生した際の煙を体験できるテントも設置され、参加者は防災への意識を新たにしていました。
JR盛岡支社盛岡統括センター 藤田美菜子副所長
「昨今、様々な災害が激甚化する中で、一番大切なのは自分で考え瞬時に行動できるかが大切だと思っている。こういった訓練を繰り返すことが重要だと思っている」
JR東日本盛岡支社では、9月1日、県内でこのほかに北上駅と一ノ関駅、釜石駅でも訓練を実施したということです。