岩手県内の牛や馬を集め体形のバランスや美しさを競う審査会が、雫石町で始まりました。初日の9月3日は黒毛和種の審査が行われました。
審査会は牛や馬の品質向上や後継者の育成のために県畜産協会が毎年開いていて、3日は黒毛和種44頭が出品されました。
審査員は骨格のバランスや肉付きなどを1頭1頭、入念にチェックしていました。
県畜産協会によりますと、2025年は暑さで牛にストレスがかかることが多かったものの、生産者の努力で例年通り質の高い牛がそろったということです。
また3日は、水沢農業高校農業科学科の生徒も参加していて、授業で育てた牛「みずのうもみじ」を出品しました。
その結果、生後14カ月~17カ月の雌牛の部門で「二等賞」に輝きました。
水沢農業高校農業科学科 安倍悠信さん
「入賞できてみんなの努力が結果につながったと思う。いい牛をたくさんつくって、岩手県の次世代を担うような、そんな牛づくりをしていけたらと思う」
審査会は、5日も行われ「日本短角種」の部門に37頭が出品される予定です。