きょうから9月。
厳しい残暑が続く中、さまざまな食料品の値上げラッシュに負けない商品がありました。
9月に値上がりする食品は、食用油や冷凍食品など1422品目に上り、2025年に値上げが見込まれる食品の累計は2年ぶりに2万品目を超えました。
それでも、猛烈残暑の影響により、アイスコーナーには次々とお客さんが訪れていました。
値上げに負けないアイス需要。
中には、アイスの食べ歩きが日課になっているという男性もいました。
この日も、購入してすぐにパクリ!
「これを食べながら家へ帰るの。おいしいよ。カロリー少ないし水分補給にもなる。途中で倒れると困るじゃない」と話しました。
アイスクリーム市場は、値上げの波も影響知らず。
2024年度は前の年に比べて6.1%増の約6451億円となり、過去最高を記録しています。
そうした中、「イット!」が訪れたのは東京・原宿のアイススポットです。
累計動員数440万人を超える「アイスクリーム万博」の10周年を記念してオープンした「あいぱく」。
100種類以上のアイスを楽しめるとあって、連日、多くのアイスファンが詰めかけています。
名物は、花びらが幾重にも重なったようなソフトクリームで、映え写真もばっちりです。
さらにご当地アイスも大人気で、バラの形をした秋田県の「ババヘラアイス」や、長崎県名産のビワをカステラでサンドした「長崎カステラアイス びわ」。
さらには、トウモロコシそっくりの「とうきびモナカ」まで、まさしく、より取り見取りです。
1日も、中学生から50代までの幅広い世代がご当地アイスを満喫。
「(物価高でも)お小遣い使ってでもアイスが食べたいって。やっぱり暑くて」「アイスは超高くなってもやっぱり食べたい」と話し、熱いアイス愛は値上がりにも勝っていました。
日本アイスクリーム協会は、「アイスは嗜好(しこう)品を超え“日常の癒やし”や“生活必需品”としての位置づけが強まっている」としていて、今後もさらなる市場の拡大が見込まれています。