秋田県東成瀬村の第三セクターが運営する栗駒山荘で、宿泊客の男女86人が腹痛などの症状を訴え、湯沢保健所は水と食事が原因とする食中毒が発生したと発表しました。

県によりますと、8月9日から15日までに東成瀬村の第三セクターが運営する宿泊施設「栗駒山荘」を利用した10歳未満から80代までの男女86人が、下痢や腹痛などの症状を訴えました。

湯沢保健所が調べたところ、このうちの16人と調理を担当する従業員8人、それに施設が使っている水から腸管病原性大腸菌などが検出されたため、保健所は施設が提供した水や食事が原因の食中毒と断定し、8月31日から施設を5日間の営業停止処分としました。

水を滅菌する施設の塩素タンクが空の状態で、正常に稼働していなかったということです。

県は、この施設を利用して体調不良がある場合は最寄りの保健所に連絡するよう呼びかけています。

秋田テレビ
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